Atajet SOL シリーズは、高機能インクカートリッジ Zion (ザイオン)とBryce1.5(ブライス1.5)を採用した、産業用TIJ(サーマルインクジェット、以下 TIJ 方式)プリンター。
国産インクジェットプリンターでは、初めて Zion や Bryce1.5 を搭載できるプリンターです。
有機則非該当インク(MEKフリーインク)・溶剤インク・水系インクの中から、印字面の素材に合わせて選ぶことが可能です。もちろんインクの交換は簡単です。
これまでの TIJ 方式のプリンターの常識を覆し、CIJ プリンターを圧倒的に上回るコストパフォーマンスを見せてくれます。
Atajet SOL はどのようなプリンターなのか、皆さんがお使いのプリンターとどのように違うのか、TIJ 方式と CIJ 方式では何が違うのか、ご紹介します。
Atajet SOL のカタログは こちら
Atajet SOL の TIJ と CIJ の違いは こちら
最大12mmの長距離印字
Atajet SOL が採用している TIJ 方式の新型カートリッジは、従来型よりもヘッドと印字面との間に距離をとることができます。
2~3mmまでしか離すことができなかった従来の TIJ カートリッジに対し、Zion カートリッジは最大で12mm、Bryce1.5 カートリッジは最大6mmの距離をとることができます。
従来の TIJ 方式では印字が難しかった飲料缶の底面のような凹んだ表面、湾曲したペットボトル、タマゴのような球体への印字を可能にしました。
これは、Atajet SOL に切り替えることができる理由の1つです。
高度な印字品質
高精細で視認性アップ
TIJ 方式による印字に比べ、CIJ 方式のドットマトリックスによる文字や数字は読みにくく、誤って読み取る可能性があります。
B・G・O・Q・0・3・6・8 などは読み間違いやすく、違う製品や期限切れの製品が取引先やエンドユーザーまで届く可能性があります。
明確で読みやすい文字は、明らかに Atajet SOL の TIJ 方式と言えます。
Atajet SOL で使用しているカートリッジのノズルは2列。従来の TIJ インクカートリッジのノズルは1列構成なので、ノズルが目詰まりを起こすと、その部分が印字されずに線が入ってしまいます。
Atajet SOL では、万一1つのノズルが目詰まりを起こしても他方のノズルが補完して、線が入ることを防ぎます。
用途に合わせたインク選び
印字性能を最大限に引き出す
現在日本で主流となっている溶剤系インクは、有機則非該当インク(MEK フリーインク)です。
Atajet SOL は様々なインクに対応ができ、高度な定着性と速乾性を併せ持つ有機則非該当インクを使用できます。
また多機能な高濃度ソルベントインクが必要なケースでも、Atajet SOL は対応できます。
高濃度ソルベントインクは、有機溶剤を使用することで有機則非該当インクよりも定着性や速乾性が高くなります。
しかし従来のカートリッジはヘッド部分の溶剤耐性が低いため、高濃度ソルベントインクを使用するとすぐに劣化してしまいます。
Atajet SOL が採用した高機能カートリッジの Zion や Bryce 1.5 は、溶剤耐性が非常に高く、劣化せずに印字性能を最大限に引き出します。
印字面の素材や用途に合わせて様々なインクに対応でき、カートリッジで簡単にインク交換ができるプリンターは Atajet SOL だけです。